【みんなの作品紹介】CoderDojo稲沢正明寺 #87 現地会場
2025年2月23日(日)に、CoderDojo稲沢正明寺の第87回を名古屋文理大学文化フォーラムにて開催しました。今回は13名のニンジャ(子どもたち)と3名のメンター(サポートする大人)が参加し、和やかな雰囲気の中でプログラミングを楽しみました。

活動内容
今回はScratch、教育版マインクラフト、Robloxの3つの環境でプログラミングを楽しみました。特に教育版マインクラフトは多くのニンジャが取り組み、それぞれ個性豊かな作品が生まれました。

Scratchでの作品
懐かしい旗揚げゲームを作ったニンジャがいましたね。最近ではあまり見かけなくなった遊びですが、プログラミングを通じて新しい形で蘇らせる試みが印象的でした。

もう1名のニンジャは、レーシングゲームの虹のステージを制作。特にスタート時の信号(シグナル)の作り込みが素晴らしく、細部へのこだわりが感じられる作品となりました。

教育版マインクラフトでの作品
今回最も人気を集めたのが教育版マインクラフトでした。8名のニンジャがそれぞれ個性的な作品を制作しました。
高い位置に建てられたツリーハウスは、子どもの夢が詰まった作品でしたね。高所からの落下に備えて水のクッションを設置するなど、遊び心と安全性を両立させた工夫が光ります。

駅を制作したニンジャは、ホームの細部まで丁寧に作り込みました。普段は線路の制作を得意としていた子が、今回は駅舎づくりに挑戦。これを起点に街づくりへと発展していく可能性を感じさせる作品でした。

セキュリティハウスは発想が斬新でしたね。二重の壁や強化ガラスを使用した防犯対策は、現実の建築にも活かせそうなアイデアが詰まっていました。


雪山に建てられた家には、一緒に暮らす猫のことを考えた温かな工夫が。自然環境に合わせた建築の必要性を、子どもなりに考えた素晴らしい例となりました。

ジェットコースターの制作に挑戦したものの難しくて断念したニンジャもいました。しかし、この「できない」という経験も貴重な学びのステップ。次回への挑戦につながることでしょう。
その他にも、洗練された白い壁と柱の家、エレベーターへの挑戦、コンビニの外観の再現など、多様な作品が生まれました。特にコンビニ制作で使用された旗の活用方法は、他のニンジャたちにとっても新しい発見となりましたね。


Robloxでの作品
Robloxに挑戦したニンジャは、アセットを効果的に活用して家や公園を制作。マインクラフトとは異なるアプローチで、ブロックに触れるとスピードが変化するなどのギミックを組み込んだ楽しい作品に仕上がりました。


さいごに

今回のDojoでは、子どもたちがどんどん難しいことにチャレンジする姿が印象的でした。中には思い通りにいかず、「できなかった」「失敗した」と感じる場面もありましたが、これは決して失敗ではありません。むしろ、次の成功へのステップとして、大切な経験になったと考えています。「できないことを知る」という経験は、未来の想像力につながる貴重な糧となるでしょう。

現地会場にて4,420円の募金をいただきました。今後の活動費として大切に活用させていただきます。ご支援、誠にありがとうございました。
