【みんなの作品紹介】CoderDojo 稲沢正明寺 #96 現地会場
2025年8月11日(月)に、CoderDojo 稲沢正明寺の第96回目を名古屋文理大学文化フォーラムにて開催しました。今回は13名のニンジャ(子どもたち)と3名のメンター(サポートする大人)が参加し、和やかな雰囲気の中でプログラミングを楽しみました。

参加者について
- ニンジャ(現地): 13名
- メンター(現地): 3名

活動内容
今回は「教育版マインクラフト」と「Scratch」の2つの環境でプログラミングを楽しみました。どちらの教材でも、子どもたちの豊かな創造性と成長が感じられる充実した時間となりましたね。
教育版マインクラフトでの作品
今回も多くの子どもたちが教育版マインクラフトに取り組み、それぞれユニークな世界を作り上げていました。
建築系の作品では、シンプルな家を作る子もいれば、何階建てものマンションに挑戦する子、神社をつくる子もいて、その発想の幅の広さには驚かされますね。




マンションを作った子は、各階に異なる部屋を配置したり、エレベーターのような仕組みを考えたりと、実際の建物を再現しようと試行錯誤する様子が印象的でした。

家づくりでも、庭付きの一戸建てやいろんな家具のある家など、それぞれの理想の住まいを形にしていて、見ているこちらも楽しくなりました。


神社づくりは機織り機を使って、賽銭箱を再現。「そんなことが実現できるんだ」とすごく驚かされました。

特にユニークだったのが、すごろくを作った子の作品です。マインクラフトの世界でボードゲームを再現するという発想には本当にびっくりしました。マスごとに異なる色の床を設置したり、別のワールドに移動したりと、色んな楽しめる仕組みを作ってました。

デジタルとアナログが融合した新しい遊び方を生み出していましたね。
こうした子どもたちの自由な発想によって、マインクラフトって無限の可能性があるなぁって改めて感じました。


今回はパソコンでマインクラフトをするのが初めてという子もいましたが、操作方法をあっという間に覚えてしまう適応力の高さに感心。マウスやキーボードの使い方も、マインクラフトを楽しみながら自然と身についていく様子を見ていると、遊びながら学ぶことの素晴らしさを実感しますね。


一方で、ジェットコースターを作りたいと思っていたけれど、なかなかうまくいかずに悩んでいる子もいました。発表の時にその悩みを話したところ、他の子どもたちから「レールの種類を変えるといいよ」といった具体的なアドバイスがもらえて、とても良い学び合いの場面になりました。
Scratchでの作品
Scratchに取り組んだ子どもたちの作品は、回を重ねるごとにレベルがどんどん上がっている気がしますね。

音声合成などの機能拡張を使いこなす子が、それを使ってアニメのシーンを作っていました。キャラクターが自然に話していて、ブロックをうまく使ってるなと感じました。


また、3Dの作品に挑戦する子もいて、平面的なゲームから立体的な世界へと表現の幅を広げていってましたね。


プラットフォーマーゲーム(横スクロールでキャラクターがジャンプしながら進むゲーム)を作る子もいて、障害物との当たり判定や、ステージの切り替わり処理など、本格的なゲーム制作に取り組んでいました。

皆んなのプログラムを見せてもらったのですが、複雑な条件分岐や変数の使い方が組み込まれていて、正直なところこちらもよくわからないほどの高度な内容でした。

他の子どもたちも、そうした高度な作品を見て「すごいね!」と驚きの声を上げていて(メンターもw)、お互いに刺激を受け合う良い雰囲気が生まれていました。きっと今回見た作品が参考になって、次回はさらにレベルアップした作品を見せてくれるのではないでしょうか。
今回のハイライト
今回特に印象に残ったのが、子どもたち同士でサポートし合う姿でした。マインクラフトでジェットコースター作りに悩んでいた子に、他の子どもたちが具体的なアドバイスを送る場面は、まさにCoderDojoが目指している学び合いの精神が体現されていたと思います。

また、今回は別のドウジョウからサポートメンターとして来てくださった方がいて、本当に助かりました。普段とは違った視点からのアドバイスをいただけて、子どもたちにとってもメンターにとっても新鮮な体験になったと考えています。こうした他の地域との交流も、CoderDojoならではの魅力の一つですね。

子どもたち同士でのサポートと、大人からの多角的なサポートが組み合わさることで、より豊かな学びの場が生まれているのを感じました。
さいごに
今回も子どもたちの豊かな創造性と、新しいことに挑戦する姿勢に触れることができた、充実したドウジョウとなりました。教育版マインクラフトでは自由な発想力を、Scratchでは高度な技術力を、それぞれが伸ばしていく様子を見ることができて嬉しく思います。

現地会場にて4,123円の募金をいただきました。ご支援いただき、誠にありがとうございました。今後の活動費として大切に活用させていただきます。
次回も子どもたちが楽しみながらプログラミングの可能性を広げられる場を提供していきたいと思います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。