【みんなの作品紹介】CoderDojo 稲沢正明寺 #98 現地会場

2025年9月23日(火)に、CoderDojo 稲沢正明寺の第98回目を名古屋文理大学文化フォーラムにて開催しました。今回は11名のニンジャ(子どもたち)と1名のメンター(サポートする大人)が参加し、和やかな雰囲気の中でプログラミングを楽しみました。

参加者について

  • ニンジャ(現地): 11名
  • メンター(現地): 1名

活動内容

今回は「Scratch」と「教育版マインクラフト」の2つの環境でプログラミングを楽しみました。特に印象的だったのは、子ども同士で教え合う姿がたくさん見られたことですね。共通の趣味や好きなものを通じて、自然と交流が生まれる様子がとても素敵でした。

Scratchでの作品

今回のScratchでは、音をゲームの要素として活用した作品や、高難易度のシューティングゲームなど、創意工夫に溢れた作品が生まれました。

音の高さを当てるゲームを制作したニンジャは、パソコンから出される音が高いのか低いのかを聞き分けるという、感覚による判断が必要な非常にユニークな作品を作っていました。BGMとして音を使うのではなく、ゲームの1要素として音を活用するアイデアには本当に驚かされましたね。

シューティングゲームに挑戦したニンジャは、猫から放射状に出される弾をかわしながら攻撃するという、かなり難易度の高いゲームを制作していました。

敵からの弾の発射タイミングが一定ではなく、さらに自分の機体が通り抜ける幅も狭いので、プレイする側の集中力が試されるゲームでしたね。そして敵の体力を削るとレベルアップしてさらに難しくなるという仕組みも見事でした。

猫と魔法使いの戦いをテーマにした作品では、弾を打ち出すと普通は消えるはずなのに、画面上に残り続けるという面白いギミックを実装していました。

どんどん逃げ場が減っていき、さらに視界も悪くなっていくため、時間が経つほど難しくなっていく工夫が素晴らしかったです。

教育版マインクラフトでの作品

教育版マインクラフトでは、初参加の子から上級者まで、それぞれが思い思いの作品づくりに取り組んでいました。

初参加で初めてPCでマインクラフトに挑戦したニンジャは、最初はマウスの使い方に四苦八苦していましたが、最後には自由に建築することができるようになっていました。エージェントの使い方なども他のニンジャがアドバイスしてくれて、子ども同士で教え合う姿がとても良かったなと思います。

コマンドを使った建物制作に取り組んだニンジャは、fillコマンドを使って複数のブロックを一気に積み上げるという高度な技術に挑戦していました。

16倍TNTを制作したニンジャは、赤や黒のブロックを組み上げて巨大なTNT爆弾を作っていました。出来上がった後は、もちろん大爆発ですよね!なぜか子どもたちは爆発させることが大好きで、儚く散っていく様子を楽しそうに眺めていました。

水族館制作に挑戦したニンジャは、水槽づくりや魚を泳がせるところまでは時間が足りませんでしたが、その分かなり大きな施設として建物が完成していました。壁の色なども水族館らしい雰囲気で、次回の完成が楽しみですね。

ゲームセンター制作に取り組んだニンジャは、マイクラカップ事務局からいただいた本を参考に、非常に大きな建物を作っていました。時間内にすべては完成しませんでしたが、強固で立派な建物ができあがっていましたね。

青色が特徴の某コンビニチェーン店舗を制作したニンジャは、前回は赤が特徴のコンビニを作っていたそうで、今度は緑のコンビニかな?と思わせる継続的な取り組みが素晴らしいです。今回はレジにスイッチをつけるなどの工夫が見られました。

街づくりに取り組んでいるニンジャは、1号館、2号館、3号館という感じで建物がある程度できているので、今は道路など街に必要な要素を作っているとのことでした。中央分離帯をどう表現するか悩んでいる姿が印象的でしたね。マインクラフトには中央分離帯というブロックはないので、それをどう表現するかは腕の見せどころだと思います。

MakeCodeを使ったプログラミングに挑戦したニンジャは、ブロックを置くことを自動化する仕組みを作っていました。TNTを自動で発射したり、炎を周囲に発生させたりと、工夫が凝らされていました。トリガーもアイテムが使われた時に作動するように設定されていて、プログラミングの応用力を感じました。

今回のハイライト

今回特に印象的だったのは、子ども同士で教え合う姿がたくさん見られたことでした。共通の趣味や同じ好きなものを通すと、自然と交流が生まれやすくなるのですね。初参加の子にエージェントの使い方を教えてあげたり、お互いの作品を見せ合ったりと、温かい雰囲気に包まれた回となりました。

さいごに

今回も子どもたちの豊かな創造性と、新しいことに挑戦する姿勢に触れることができた、充実したCoderDojoとなりました。特に子ども同士の学び合いの場面では、CoderDojoならではの価値を実感することができました。

現地会場にて5,935円の募金をいただきました。ご支援いただき、誠にありがとうございました。今後の活動費として大切に活用させていただきます。

次回も子どもたちが楽しみながらプログラミングの可能性を広げられる場を提供していきたいと思います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。