【みんなの作品紹介!】CoderDojo 稲沢正明寺#12を開催しました
2月13日(土)に、CoderDojo 稲沢正明寺の第12回目を開催しました。
会場はいつも通り、名古屋文理大学文化フォーラムの研修室をお借りして、またZoomによるオンライン会場も使い、子供たちとプログラミングを楽しみました。
今回、稲沢では初めてScratchのスタジオを活用して、みんなで他の子の作品を楽しむという時間を設けました。15分くらいでしたが、お互いの作った作品で遊んで、そこからヒントを得て自分の作品に生かす、というのは刺激になっていいですね。
作品づくりを通して、子ども同士の交流を増やしていけたらいいなーって思います。
なお、当日は愛知県の新型コロナウィルス感染拡大に伴う緊急事態宣言中ということで、マスクの着用や手指消毒、またメンターはフェイスシールドやゴム手袋を着用し、最大限の感染予防対策に努めました。ずっと換気もしていましたが、この日はちょっと寒かったですね。
参加ニンジャ
今回は現地3名、オンライン4名の計7名のニンジャが参加してくれました。
- 現地 3名
- オンライン 4名
- メンター 4名(チャンピオン含む)
現地で申し込んでくれた子が、都合によりオンラインへ変更となりました。こういう時に、現地とオンラインの2つの会場を併用しているのは参加しやすくて良いなーって思います。
作品紹介
それでは、今回参加してくれた子供たちの作品を紹介していきます。なお、この作品遊んでみたい!と思った人は、以下のScratchスタジオのリンクをクリックしてもらえば、いろんな作品で遊ぶことができます。ぜひイイね(ハート)ボタンを押してあげてください!
・Scratchスタジオ
https://scratch.mit.edu/studios/27005209/projects/
ニンジャ①(現地)
最初のニンジャは、メクルンを見ながらブロック崩しゲームにチャレンジしました。
結構作るのが難しいゲームなんですが、ちゃんとブロックを消して、15個のブロックすべて消し終わったところで「クリア」と表示されるところまで作ることができました。
見てもらえれば分かりますが、ブロックを崩すためにボールなどを使わず、キャラクターを使ってます。特に答えがないのがプログラミングのいいところで、こういったところにも個性とかオリジナリティが出ますね。
でもまん丸のボールじゃないため、落下してしまった時の「失敗」の判定には少し悩んでいました。キャラクターの足の部分と、頭の部分では長さが違うので、落下した時の判定座標を微妙に調整することが必要だったみたいです。
でもメンターと相談しながら作り上げることができて良かったです。
本や教材に載っている参考例から変えた場合、こういう調整が必要なんですよね。試して遊んでを繰り返すと良いのかなーって思います。
ニンジャ②(現地)
前回、太鼓の達人のような「歯磨き」をテーマにした作品を作っていたニンジャです。今回もなかなかユニークなプログラムを作っていました。
今回は「パズル」を作ったみたいです。スクラッチでパズル??と最初聞いた時には思いましたが、できた作品を見たら、確かにパズルでした!
バラバラになった恐竜のパーツをマウスで運んでいき、薄く描かれた恐竜に重ねていきます。
途中もし間違えたら「クリア」ボタンを押すことで、最初に戻ることができます。
そして、すべてのパーツを動かすことができたら、決定ボタンをおして完成です。
今回は恐竜でしたが、題材を変えることでいろんなパズルができそうですねー。
他のニンジャから「どうやって恐竜をバラバラにするの?」と質問があったんですが、「黒い線を描いて消していくことで分けた」と教えてくれました。プログラムの中を見てみると、たしかにパーツ1つ1つがすべてスプライトになっていてすごいなーと。すごく作るの大変だっただろうなって、みんなで感心してました。
こうやって作品に対する質問とかがあると、お互いの発見につながっていいですね。
ニンジャ③(現地)
現地会場3人目のニンジャは、ずーっと参加してくれているニンジャです。今回はScratchのコーティングカードから「ピンポンゲームカード」を選んで作品を作りました。
Scratchでの作品づくりにはもう慣れているので、あまり質問はなかったのですが、クリアした時に背景をどう切り替えるかという質問をしてくれました。
もともと教材では、クリアした時には「クリア」というスプライトを準備してそれを表示させます。でもこちらのニンジャはスプライトを使わずに、背景に「YOU WON!」と描いて、それを表示させるように変更したかったとのこと。
なので、背景をどう変えるのか、ということを一緒に考えました。
無事に完成したんですが、ボールの落下速度の調整に悩んでたみたいで、結構な速さで落下してくるのですごく難しく感じました。
あと作成している時に、緑のバーを小さくしたらまったくクリアできなかったと教えてくれました。
こういう感じで手軽にゲームの難しさが変更できるのは、Scratchのいいところですね。
頻繁に通ってくれるニンジャ同士ということもあり、1人目のニンジャ(①)と学校は違うんですが仲良くなったみたいで、お互いの作品を遊んだりしてました。
ドージョーってプログラミングをする場であり作品を作る場ではあるんですが、地域に根差したドージョーだからこそ、子供たち同士や子供とメンターさんの繋がりを作ることも大切だなーって思いました。
ニンジャ④(オンライン)
ここからはオンラインで参加してくれたニンジャの作品紹介です。
まず一人目は、以前「戦車対戦」のゲームを作ってくれたニンジャがその続きにチャレンジ! 以前までも結構作りこまれていたので、どのようになるのかなーと楽しみにしていました。
赤と青の戦車を登場させ、それぞれに4つのキーを割り当てています。
「前に進む」「右に回転」「左に回転」「球を発射」
そのため、全部で8個のキーを使って対戦させるというゲームになってます。大作ですね。
そしてみんなで「おおー」ってなったのが、20点で戦車が少し壊れて、そして40点で戦車が破壊されて負け、という部分。
自分で戦車が壊れた絵を描いたそうですが、ダメージを受けたってことがすごく良く伝わってくる!
いいですねー、こういう風に一目で状態を伝えられるのは、プログラミングをする上ではすごく大切なんですよね。
戦車の動きもスムーズだし、見た目も分かりやすいしで、なかなか完成度の高い作品になりましたね。
あと、こちらのニンジャは毎回Zoomで画面を共有する際に「あれー、共有のボタンがない。あれー」となるのですが、今回はスムーズに出来てました^^
少しずつオンラインシステムに慣れてきてるみたいで、すごくうれしいですねー。
ニンジャ⑤(オンライン)
続いてのオンラインニンジャは、以前まで作っていた「迷路」をさらにバージョンアップさせるべく、プログラミングに取り組んでいました。
前に発表してくれた時は、1つのステージ(1面)を作って披露してくれたんですが、今回はなんと3つのステージで遊べるというゲームになりました。
まず、1つ目は前回と一緒ですね。恐竜が水色の四角のところまで行ったらゴールです。
2つ目のステージは、1つ目に比べて恐竜の通る道が狭い!すこしずつ難しくなってきました。
ちなみに、黒い線に触れたらまたスタートに戻されてしまうそうです。
そして、3つ目のステージです。
スタートのところも狭くて難しいですが、ゴール付近も非常に難しいですね。青い四角に重なっている、黒丸が絶妙な位置で難易度を上げてますね~。
この3つ目のステージ、右上のところが顔のように見えるのは私だけでしょうか・・・
もし、4つ5つとステージができてくると、さらに難しくなりそう。こんな感じで、Scratchだと自由にコースが描けて、それが迷路になるので非常に楽しく作品づくりができますね。
ニンジャ⑥(オンライン)
大阪から参加してくれたニンジャです。
最初にどんな作品を作る予定か聞いたところ、「春にちなんだ作品を」ということで、どんな作品が出来上がるのか楽しみでした。
そして、完成した作品がこちら。
ダンサー(?)が落ちてくる花びらを拾い、そして上手くキャッチ出来たら得点アップ、というゲームです。
散って落ちてくるのは桜の花びらということで(じょうず!)、最初の宣言通り「春」を感じさせる作品になりました。
途中、「完成しないかも」という声が聞こえてきてましたが、何とか形にはなりましたね。
構想では、左下にある「団子のイラストを点数によって変えたい」ということでしたが、こちらは次に期待^^
でも、発表の時にはもう少し未完成だったような。。きっと、発表終わってからも取り組んでくれたのかもしれませんね~。
ぜひぜひ道場以外の時間でも、プログラミングに触れてほしいですね。
ニンジャ⑦(オンライン)
最後のニンジャです。ただ、ご家庭の都合で途中で抜けてしまったため、発表は残念ながらありませんでした。
なので、次に参加してくれた時に今回の作品も発表してほしいです。
作品の内容ですが「迷路」です。メクルンにある教材を選んでくれました。
人?を右上のゴールまで運んでいく、というゲームですね。
見ていただいたら分かる通り、最後の最後、グニョンとカーブしている部分が非常に難しいです。
作品をスタジオに登録してくれたので遊んでみたんですが、この最後のカーブの部分に触れずゴールへ行くのは、至難の業でした。
でも、なかなかゴールできないっていうのも良いですね。挑戦し甲斐がありますw
さいごに
今回は『作品を共有してみよう』ということで
・Scratchの共有ボタンを押してみる
・リンクをコピーして貼り付ける
・Zoomのチャットを使う
と、プログラムを作ること以外にも、子供たちと一緒に学んでみました。
稲沢市では4月から小中学生に1人一台タブレット端末が貸し出される予定なので、こういった端末の操作もどんどんと覚えてくれるといいなと思います。
次回は3月20日(土)に開催します。ぜひご参加ください。
募金・助成金について
今回、現地会場での募金額は1,000円でした。ご協力ありがとうございました。
会場の運営費や消耗品費として活用させていただきます。
また、赤い羽根共同募金様の「with コロナ 草の根応援助成」より助成金を受けており、会場での衛生用品(消毒液・ゴム手袋・フェイスシールド等)の購入費に充てています。今後も安心・安全な運営に努めてまいります。
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