【みんなの作品紹介】CoderDojo 稲沢正明寺 #91 現地会場

2025年4月26日(土)に、CoderDojo 稲沢正明寺の第91回目を名古屋文理大学文化フォーラムにて開催しました。今回は8名のニンジャ(子どもたち)と1名のメンター(サポートする大人)が参加し、和やかな雰囲気の中でプログラミングを楽しみました。

参加ニンジャ

  • ニンジャ(現地): 8名
  • メンター(現地): 1名

活動内容

今回は「Scratch」「レゴWedo2.0」「toio」「Roblox」の4つの環境でプログラミングを楽しみました。特に今回は実際にものが動く教材を選ぶ子どもたちが多く、画面上だけでなく現実の動きとプログラミングをつなげる貴重な体験の場となりました。

Scratchでの作品

今回は4名のニンジャがScratchに取り組みました。

一人目のニンジャは、以前から作り続けている作品の続きに挑戦していました。

矢印キーを押すことで場面が切り替わる仕組みを実装し、それぞれのキャラクターに様々な役割を割り当てていましたね。場面の切り替えもスムーズで、その方法を紙にメモしながら作業する様子も微笑ましかったです。

一つの作品を長く作り上げていく姿勢は、プログラミングの深い学びにつながると感じました。

二人目のニンジャは、女性キャラクターが部屋を歩き回るというアニメーション作品に挑戦していました。

途中、ステージの切り替え方や部屋の端をどのように検知するかという質問がありました。こういった課題は、どのブロックを使うか、その組み合わせや数値設定など、様々な要素を考える必要があります。

一つずつ試しながら解決していく過程が、プログラミング学習の醍醐味だと思いますね。

三人目のニンジャは、某猫が大戦争するゲームをScratchで再現した本格的な作品を制作していました。

ガチャ要素を取り入れるなど、オリジナルゲームの魅力を忠実に再現していましたね。

味方キャラや敵キャラの登場アクション、バトルの様子、効果音なども工夫されていて、複数のステージもある充実した内容でした。

今後のバージョンアップが楽しみです。

四人目のニンジャは、レベル制を取り入れた「ボールから逃げる」ゲームを作成していました。

レベルによってボールの速さや数が変わり、レベル3くらいから難易度が急上昇するという工夫が見られました。

さらに、隠しレベルも実装するなど遊び心も感じられる作品でしたね。また、クラウド変数を取り入れていたのも印象的でした。

ドウジョウではあまり使われないこの機能に挑戦する姿勢は、新しいことへのチャレンジ精神の表れだと思います。

レゴWedo2.0での作品

レゴWedo2.0には2名のニンジャが取り組み、それぞれが複数の作品を制作していました。

一人目のニンジャは、センサーを活用した作品を発表時に披露してくれました。近接センサーを使い、障害物が正面に来ると車が停止するというプログラムを実装していましたね。

パソコン画面の中だけでプログラミングをしていると体験できないセンサー技術に触れることができ、とても良い経験になったと思います。

もう一人のニンジャは、ものを引っ張るという作品を発表で披露してくれました。

タイヤが真っ直ぐではなく傾いていることで、動物や虫の動きのような動作を再現していたのが印象的でした。

また、引っ張るものがあるときとないときで速度が変わるという現象を発見していたのも興味深かったですね。これは物理の学習にもつながる貴重な発見だと感じました。

toioでの作品

今回、一人のニンジャがtoioを使ったプログラミングに挑戦しました。カードに様々な命令やプログラムが書かれており、それを並べてtoioに記憶させることで動かすという仕組みです。

テキストにはどのカードを使うか指示があったものの、このニンジャは自分でカードを選び、独自の発想で取り組んでいました。自分で考え、挑戦する姿勢は素晴らしいですね。

Robloxでの作品

Robloxには初めて挑戦するニンジャがいました。

今回はまだ作品制作というより、チュートリアル的なステージを体験しながら操作方法を学ぶことに重点を置いていましたね。ゲームを遊びながら、自分がステージを作る時のイメージを膨らませていたようです。

実は遊んでいたようなステージも、少し学べば自分でも作れるようになります。次回以降の挑戦が楽しみですね。

さいごに

今回は特に、レゴWedo2.0やtoioといった実際にものが動く教材を使うニンジャが多かったのが印象的でした。プログラムを組んで実際に目の前でものが動くと、より実感が湧きますね。また、動かないときは手を動かしながらプログラムを直せるという、デジタルとフィジカルを行き来する学びの場になっていたと思います。

記念撮影をして楽しい時間は終了。次回も子どもたちの創造性を育む場として、CoderDojo稲沢正明寺を運営してまいります。

現地会場にて2,650円の募金をいただきました。今後の活動費として大切に活用させていただきます。ご支援、誠にありがとうございました。