【みんなの作品紹介】CoderDojo 稲沢正明寺 #97 現地会場

2025年8月24日(日)に、CoderDojo稲沢正明寺の第97回目を名古屋文理大学文化フォーラムにて開催しました。今回は7名のニンジャ(子どもたち)と1名のメンター(サポートする大人)が参加し、いつもより少ない人数でしたが、その分ニンジャ同士の交流が深まる温かい雰囲気の中でプログラミングを楽しみました。

参加者について

  • ニンジャ(現地): 7名
  • メンター(現地): 1名

活動内容

今回は「Scratch」と「教育版マインクラフト」の2つの環境でプログラミングを楽しみました。少人数ながらも、それぞれが思い思いの作品づくりに集中し、お互いの作品で遊び合う素敵な交流も見られましたね。

Scratchでの作品

前回まで大作となるシューティングゲームを作っていた子が、今度は全く新しい挑戦をしてくれました。

今回作ったのは、かなり「無理ゲー」なゲーム。真ん中の球体から四方八方、つまり全方位に向けて球が飛んでいく、絶対にそれをかわすことができないゲームを制作しました。

一見すると「なぜクリアできないゲームを作るの?」と思うかもしれませんが、こういう絶対にクリアできないゲームや、絶対に抜けられない迷宮を作るのも、プログラミングの面白さの一つだと思うんです。

通常のゲームとは違った発想で、プレイヤーを驚かせたり笑わせたりする作品ができるのも、Scratchならではですね。

教育版マインクラフトでの作品

教育版マインクラフトでは、今回も多彩で創造性あふれる作品が生まれました。

ジェットコースター制作 ドウジョウでも人気の構造物・アトラクションであるジェットコースターを作った子がいました。

作る子によって色々と違いが出るので、見ている方も楽しいんですよね。今回の作品もスピード感をしっかりと感じられる素晴らしい仕上がりでした。

某コンビニチェーン店の再現 実際にあるコンビニチェーン店を再現してくれた子もいましたね。実際にある建物をマイクラ内で再現するのは本当に良い取り組みだと思います。

「どのような構造になっているのかな?」と考えたり、ブロックのサイズと実際の建物の長さの違いをどうつなぎ合わせるか考えるのも、とても勉強になりますね。トイレやバックヤードまで作り込んでいて、その細かさには感心しました。

サバイバルモード探検 サバイバルモードで地下を探検して、その地下にかまどなどを配置していく取り組みをした子も。

ダイアモンドや金を発掘して、それらを使って武器などを生成していました。サバイバルモードでは素材を全部集めないといけないので、そういうチャレンジも楽しそうでしたね。

自動収穫機の制作 レッドストーン回路を駆使して自動収穫機を作った子もいました。

育った作物を水の力を使って収穫するという仕組みで、そういう発想ができるのがすごいなと思います。実際の農業とは当然違いますが、そういうリアルな生活との違いを知る機会にもなりそうですね。

自動ドア&隠し扉 レッドストーン回路で自動ドアを作成した子も。本棚を使った隠し扉でしたね。

これができるなら、忍者屋敷のようなギミックたっぷりの建物も作れそうです。

想像力によっていろんな建物ができて、脱出ゲームのようなこともできそうでしょう。

修練場の制作 修練場のようなものを作った人もいました。スイッチを巧みに使って、武器や防具を装備したり、エンチャントできたり、そしてモブとの戦いもできる仕組みになっていました。

バトル訓練がやりたいという人にはぴったりのワールドですね。

マルチプレイでの交流 マルチプレイを試している子たちもいました。PVPをやっていたみたいですが、ただ戦うだけでなく、自分たちでルールを考えて取り組んでいたのが印象的でした。そういうところからも学んでくれればと思います。

今回のハイライト

今回はいつもよりは少ない人数でしたが、その分、作ったゲームで遊び合ったり、マイクラでマルチプレイをしたりと、ニンジャ同士の交流がいつも以上に多かったのが素晴らしかったですね。

こういう場があるっていうのが本当に良いと思うし、今後もこういう交流を増やしていきたいと考えています。プログラミングを学ぶだけでなく、お互いの作品を楽しみ合い、一緒に遊ぶことで、より豊かな学びの場になっていくのでしょう。

さいごに

今回も子どもたちの豊かな創造性と、新しいことに挑戦する姿勢に触れることができた、充実したCoderDojoとなりました。少人数だからこそ生まれる深い交流と、一人ひとりの作品にじっくりと向き合える時間は、とても貴重だったと思います。

現地会場にて2,055円の募金をいただきました。ご支援いただき、誠にありがとうございました。今後の活動費として大切に活用させていただきます。

次回も子どもたちが楽しみながらプログラミングの可能性を広げられる場を提供していきたいと思います。皆様のご参加を心よりお待ちしております。