【素敵な作品紹介】CoderDojo 稲沢正明寺 #30 現地&オンライン

4月30日(土)にCoderDojo 稲沢正明寺を開催しました。今回は現地会場とオンライン会場の両方を使ったハイブリッド開催。

地域情報誌に掲載していただいた事もあり、お申込み開始後にすぐに満席となり、たくさんの子どもたちが集まってくれました。

今回、初めてロボットトイの『toio』でプログラミングの体験ができました。このtoioは、CoderDojo とソニー・インタラクティブエンタテインメント様の連携にてレンタルさせていただきました。

ソニーさん、ありがとうございます!

連携の詳細については、以下のページをご確認ください。

さて、今回もコロナ禍ではありますが、感染防止対策をとった上で現地会場も使いました。当団体の感染症対策については、以下にまとめています。

参加ニンジャ

現地とオンライン合わせて、18名の子どもたちが参加してくれました。

とっても賑やかな回になりました。

  • ニンジャ(現地) 12名
  • ニンジャ(オンライン) 6名
  • メンター(現地) 4名
  • メンター(オンライン) 1名

ニンジャ①②

こちらのニンジャは、3月にオンラインで参加してくれたご兄弟です。

その時はタマゴがテーマのバトルゲームや、ドラゴンVSケンタウロスのような作品を披露してくれて、今回もどんな作品を披露してくれるのか楽しみにしてました。

まずはお兄さんニンジャ。作った作品は「弾を跳ね返して敵を倒す」ゲームとのこと。

打ち返すってことでバッターなんですね!

途中スコアによってゲームオーバーにする方法を質問してくれたので、スクラッチのコーディングカードを用いてヒントを教えてあげました。

そしたら発表のときには、しっかりとキャラクターが停止して、画面が切り替わるようなプログラムができてましたね〜。

別のプログラムから応用すると、作品に色々な機能を付けることができますね!

続いては弟さんニンジャ。

ピンポンゲームを作って披露してくれました。

ピンポンゲームの場合、バーを操作してボールを跳ね返す作品が多いのですが、こちらのニンジャはボールに加えて、ウサギと地球(!?)を跳ね返すゲームにしたとのこと。良いですね、自由な発想!

画像だとわかりにくいですが、ボールは移動するたびに色が変化します。こうやってキャラクターの色を自由に変えられるのもScratchの良いところですね。

途中相談の手が上がったんですが、メンターさんが行く前に自分で解決できたっていう場面がありました。プログラムは色々な作り方があるので、まずはこちらのニンジャのように自分で作って試してみるというのが良さそうですね。

ニンジャ③

初めて参加してくれたニンジャです。発表のときに、「他の人と同じなんだよな」って言いながらも、少し照れたような感じではありましたが、お話してくれました。

作った作品はシューティングゲームです。

カバから雪の結晶を発射して、コウモリを倒すという作品です。

この雪の結晶が画面の端で跳ね返り、コウモリに当たると、、

コウモリが消えるんですね。(カバが消えちゃうのも仕様かな)

音楽も付いてて、自分の好きなキャラクター・音楽が自由に選べるのも良いですね。

次はスコアをつけてクリア画面を作ったり、敵を増やしたりしても楽しそうですね!

ニンジャ④

初めて参加してくれたニンジャです。

少しScratchは触ったことがあるということで、今回は「ネイルを塗る作品」を作りました。

まずは大きな手を描きます。結構描くのに苦戦してましたが、上手に仕上がりましたね。

そしてそこから「爪」の部分のみを抜き出したスプライトを作成。

その爪スプライトに対して、様々なコスチュームを準備して、色や模様を変えるというプログラムです。

親指から順番に塗っていき、小指までいったところで、再度親指から重ね塗り。

そして、重ね塗りまで完了!それぞれの指でデザインが異なっていて良いですね。

「ネイルを塗る」っていう作品は今までになかった作品だったんですが、自分の作りたいものが形になるのは楽しいですね。

ニンジャ⑤⑥

初めて参加してくれた兄妹ニンジャです。

最初はお兄さんニンジャがプログラミングをやっていて、妹さんニンジャや保護者の方はそれを見たり、遊んだりして楽しんでる様子でした。

しばらくして、妹さんにも貸し出し用PCをお渡しして、最後は2人とも作品発表をしてくれました。

まずはお兄さんニンジャから。

色々なプログラムを作ってたみたいですが、発表してくれた作品は「シューティングゲーム」です。

宇宙船から弾が発射して、ロボットを倒すという作品です。

少し見づらいですが、ロボットに弾が当たると色が変わります。

先程のネイルの作品のように、スクラッチだとコスチュームを変えることで、色や形を自在に変えることができ、徐々に変化していく作品が作れるのが良いですね。

続いては妹さんニンジャです。

Scratchコーディングカードから「キャッチゲームカード」を選んで作品を作りました。

カードだと、りんごが落ちてきてボールでキャッチするんですが、こちらのニンジャは「ドーナツが落ちてきてサメがキャッチ(食べる)」という作品に作り変えていました。

抹茶やストロベリー味のドーナツかな?美味しそうなドーナルが画面の上から落ちてきて、そしてサメがパクリ!

作品づくりは途中からでしたが、作りたいものが完成したみたいで良かったです。

また、ドーナツをサメに食べさせる発想が自由でいいなって思いました。

ニンジャ⑦

この春に小学校に入学したニンジャで、プログラミングは初めてとのこと。

最初にねこ歩きを作ってみました。

渡した資料を見ながらサクサクと自分のペースで作っていき、途中の相談も「もっとこうしたいんだけど」と改造しながら作ってたようですね。

こういう感じで、まずは自分で試しながら作り変えながらやっていただくと、色々なブロックの機能を知ることが出来るのでいいですね。

発表のときに見せてくれた作品では、「ネコとベルと車が動く作品」とのこと。

時間か、もしくはキャラクターが触れることでステージを変えるようにしたとのこと。

音にもこだわったみたいで、色々な音がなってましたね。

あと、製作中はたくさん笑い声が聞こえてて、とても楽しそうに作品づくりをしれくれて、とてもよかったなって思いました。

ニンジャ⑧

続いては、以前オンラインで参加してくれたニンジャです。

今回はMaqueenのプログラミングにチャレンジしました。

まずはmicro:bitのLEDを光らせるところから。

そして、Maqueenのモータを動かしたり、光センサの値にモータ速度を変えたりと実験しながら、自分だけのオリジナルカーを作っていました。

発表のときには超音波センサを使って、車を一旦止めて、LEDをバツ表示をしたあとでバックさせるという作品に仕上げていました。

音・LED・センサ・モータと、色々な機能を楽しみながら触れることができるのがMaqueenの良いところですよね。

まだライントレースをこのドウジョウでは試していないので、次回試してもらえると良いかなって思います。

ニンジャ⑨

久しぶりに参加してくれたニンジャです。

今回はソニーさんにお借りした toio でどんなことができるのか試してもらいました。

(実はまだまだドウジョウ側も使えていなくて、あまり詳しくなく)

発表のときには、ラジコンのようにパソコンで操作したとおりにトイオキューブが動く、というプログラムを紹介してくれました。

また、トイオを動かしてパソコン側に絵を描く、ということもできるみたいで教えてもらいました。色んな遊び方があるんですね!

そして、トイオはパソコンが無くても遊べるんですね。

ということで、色んなお友達交えて遊んでいました。とっても楽しそうでした!

ニンジャ⑩

普段Scratchでの作品づくりが多いこちらのニンジャですが、今回はロボットアームに挑戦しました。

保護者の方にお話を伺うと、このようなロボットのお仕事(販売)に関わられているそうで、私たちよりも携わる機会が多いそうでした。(ゼロ点出し、みたいな言葉を使われてて専門的って思いました)

まずは手動操作でアームの位置を決め座標を取得して、そしてそれをプログラムに組み込んでいきます。

そして、こちらのお子様が作ったプログラムは、

  • ブロックを掴んで持ち上げる
  • 2箇所に移動させる
  • 最後は箱に片付ける

という動きを実現したものでした。最後のお片付けのところでは「おおー」っと歓声があがってましたね!

途中いろいろと試しながらのプログラム作りでした。ですが、その中で「X・Y・Z」という3方向の座標の考え方に触れることができたんじゃないかなって思います。

次は複数のブロックを運んだり、積んだりするプログラムを作っても楽しいのかもしれないですね。

なお、こちらのロボットアームは、CoderDojoと株式会社GRIPS様との連携によりお借りしたアームになります。GRIPSさんありがとうございました。

ニンジャ⑪

初めて参加してくれたニンジャで、プログラミングの経験は有るお子様でした。

今回は toio と Scratch にチャレンジ!

toio はパソコンとの接続はメンターさんにサポートしてもらいながら、操作に関しては他にtoioをやってたニンジャとも情報を共有しながらやってました。頼もしいですね。

発表ではScratchを使ったシューティングゲームを披露してくれました。

左側にいる緑色の味方から弾を発射し、右側にいる赤い敵を撃つ、というゲームですね。

敵の攻撃を受けるとゲームオーバーになり、敵を撃つとゲームクリアです。

クリアしたときの画面までできましたね。シューティングゲームを作るお子様は多くて、色々な個性的な作品が見れるので非常に楽しみにしているジャンル!

次のステージを作ったり、レベルアップさせたりしても楽しそうですね。

ニンジャ⑫

現地でご紹介する最後のニンジャです。今回は(も)Wedo 2.0の作品づくりを行いました。

今回はテキストを見ながら、「エアロビクストレーナー」というテーマの作品を作ったそうです。

ただ、どうやら本人はエアロビクスが何かを分からず作ってたそうで、完成はしたもののその動きが正しいのかピンと来ていない様子でした。

そのため、チャンピオンが体を動かしながら「こういうのだよ」と教えてあげました。

そして、動きに意味を付けるのは自由ってことで、toioを楽しむ子たちを応援するロボットとしても活用していました。

動く様子からそこに新たな意味を付けられるのは、子どもならではの発想かもしれないですねー。

ニンジャ⑬⑭

ここからはオンラインで参加してくれたニンジャです。まずは大阪から参加してくれた兄弟ニンジャです。

お兄さんニンジャは何度も参加してくれていて、今回弟さんニンジャはドウジョウに参加できる年齢になったってことで、初めて参加してくれました。

まずはお兄さんニンジャの作品紹介です。今回はアニメーション作品を作ったとのこと。

スタートするとアルファベットがグルグルと回りながら大きくなります。

4つの文字が同時に回ってるんですね。

そして、最後はまっすぐに揃うかと思いきや、ちょっと傾いて「ビヨヨーン」という音がなって終了という、とてもユニークな作品でした。

どこか大阪を感じさせるような作品でしたね!とても面白かったです。

そして、弟さんニンジャです。テーマはお誕生日ですね。

まず「ハッピーバースデー」とネコのキャラクターが言います。このネコさんは、王冠を被っているとのこと。可愛いですね。

ケーキを食べたり、左にあるのはプレゼントですね。プレゼントを貰ったりする様子がしっかりと伝わってきます。

またハッピーバースデーの音楽も流れてて、すごく楽しいお誕生日会が表現されてました!

こういった何か1つのテーマに焦点を当てた作品づくりもいいですね。

他のドウジョウさんでは「今日のテーマはこれ」というようにテーマを絞った作品づくりをする回もあるそうで、そういう回があっても楽しそうだなと思いました。

ニンジャ⑮

今回始めて参加してくれたニンジャです。発表で披露してくれたのは迷路ですね。

スタート地点にいるネコさんをゴール地点のボールに移動させるという作品です。

ネコさんはマウスの動きに合わせて動いていくんですね。そしてどうやってるか聞き忘れてしまいましたが、マウスの位置によってネコの向きが変わるようです。

そしてゴール!!!ネコさんが無事にボールのところまで行けましたね。

プログラミング経験が無いということでしたが、とても楽しい作品を作って発表してくれました。

あと迷路で一部分、紫色の線があって、そこを通ったときに何かを動きを変えるとかアクションを追加しても楽しそうだなーって思いました。

ニンジャ⑯

毎回オンラインで参加してけるニンジャです。今回は横スクロールのアクションゲームを作りました。

某ゲームを意識した作品ですね!(タイトルにはしっかりと名前が入ってますが)

スタートボタンを押すと、赤い帽子を被ったキャラクターやキノコのような敵が登場!

そしてジャンプをしながら、横にスクロールする画面でブロックに乗ったり、敵に触れたりしないように。

そして緑色の土管も登場するんですね!

この土管を超えた先にゴールがあるそうですが、発表のときにはクリアできず。制作者でも結構難しいみたいです。

ゲームオーバー画面がこちら。ゲームへのリンクを貼っておきますので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてください。

このプログラムの横スクロールの方法を応用すれば、シューティングゲームやカーレースのゲームとか作れそうですね!

ニンジャ⑰

初めて参加してくれたニンジャですね。今回は「サッカーゲーム」を作って披露してくれました。

ネコの耳の形や体の色が特長有って良いですね〜。ユニフォームを表現しているんでしょうか。

右にいる2人がキーパーという設定です。

スタートすると目標が表示されます。目標10点と、デモンストレーションしてくれた感じだと、かなり難しい点数!

ボールを跳ね返してキーパーにキャッチされると、すべてのプログラムが停止します。

キーパーの間を抜けてゴールを決めると1点プラスされます。あと音も鳴るようにプログラムしたとのこと。

こちらの作品、背景が状況に応じて変化するんですね。それが、サッカー場の賑やかな感じを表現しててすごく良いなって思いました。

音と背景でその場面の盛り上がりが自在に表現できるのは、Scratchの良いところですね。

あと、左上に点数が表示されてるんですが、バー(青い●)も表示されますね。これ、初めてみました。こういう表現の仕方も出来るんだっていうことを皆も参考になったんじゃないかなって思います。

ニンジャ⑱

最後に紹介するニンジャも今回始めて参加してくれたニンジャです。

今回はピンポンゲームを改良した作品を作ってくれました。

登場するスプライトは、赤いバーと黄色いボールとそして犬ですね。

ゲームのルールとしては、赤いバーをマウスで操作して黄色いボールを跳ね返します。そして、犬に当てて止まるようなゲームとのこと。

犬に当てて止まる部分はできていますが、まだ赤いバーで跳ね返るところができていないとのこと。

少し時間がなく一緒にプログラムを見ることができませんでしたが、赤いバーの周りに濃い赤い色があるように見えるので、ひょっとすると色の判定のところが上手くいっていないのかな。

もしくは、「スプライトに当たったら」という判定をしているようであれば、中心がずれているのかもしれませんね。

ぜひそのあたりを疑って、プログラムとにらめっこしてみてください!

さいごに

みんなで記念撮影して終了!

4月ということもあり、学年が1つ上がったというような話をしたり、入学しましたっていう話を聞いたりして、月日の流れというものを感じました。

今後も色んな学年のお子様が楽しめるようなドウジョウにしていきたいですね〜。

今回は発表にむけたこちらの準備に時間が掛かって、終わる時間が会場予約時間ギリギリになってしまったので、そのあたりを次回への反省点として改善していきたいですね。

募金・寄付へのお礼

今回、現地会場では5,160円の募金をいただきました。また寄付として、2,000円を当団体の口座へお振込みいただきました。

会場費や通信費など、今後の運営費用に活用させていただきます。

ご協力大変ありがとうございました。

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