【開催報告】第6回 現地会場&オンライン

CoderDojo 稲沢正明寺では、8月22日(土)に第6回目の道場を開催しました。

今回も先月と同様に現地会場とオンラインの両方で開催するという事で、現地会場では感染対策を十分に取った上での開催となりました。

参加ニンジャ

今回は全部で6名のニンジャが参加してくれました

  • 現地会場  3名
  • オンライン 3名
  • メンター  2名(チャンピオン含む)

初参加のニンジャは現地会場で1名でした。

オンライン会場では、何回か参加してくれてる大阪のニンジャも参加してくれました。

作品づくり

今回参加してくれたニンジャは、みんなScratchに挑戦。0回目や1回目はViscuitにチャレンジする子もいましたが、いまはScratchが多いですね。

こちらのアナウンスの仕方もあると思いますが、Scratchはゲームを作ったり計算させたりアニメを作ったりと、幅広い作品が作れるので、挑戦する子が多いのかなと思います^^

初参加のニンジャには、基本のネコ歩きを最初に説明しました。最初はブロックの置き方から1つずつ教えていましたが、途中からは資料見ながら自分でサクサク作ってました。やっぱり子どもの学習能力ってすごいですね…

その後はScratchコーディングカードから好きなものを選んで、プログラミングを楽しんでました。

オンライン組は何回か参加してくれたニンジャばかりなので、黙々と作品づくり。もう少しオンラインメンバと会話できるといいなーと感じました。

発表タイム

現地会場⇒オンライン会場の順番に発表してもらいました。

ニンジャ①(現地)

最初のニンジャは、Scratchコーディングカードの「キャッチゲームカード」に挑戦しました。カードではリンゴが落ちてきて、カゴでキャッチするゲームなんですが、それをアレンジして宇宙人?宇宙飛行士?がキャッチする、という内容に変えてました。

ルールとしては、リンゴが落ちてきて、それをキャッチすると1点。

ただし変な仮面も落ちてくるようにしてて、それにあたるとマイナス1点、と自分なりに作り変えていました。

仮面に当たったときの音は何がいいか色々と悩んでいたようですが、最終的には車のクラクションになったみたいです。

なかなか個性のある作品になってました。

ニンジャ②(現地)

次のニンジャは「追跡ゲームカード」をアレンジした作品を発表してくれました。

このカードではロボットが星を捕まえるゲームが作れるのですが、その星を色々なキャラクターに変えたりしてました。

途中、スコアがゼロに戻らないと質問を受けたのですが、「0」が全角になっているという、ニンジャがよくやるミスに引っかかってました。この全角・半角はなかなか気づけないので難しいですね~。

完成した作品では、星を宝石に変え、ロボットが当たるたびに音がなって別の宝石に変わる、というゲームを作っていました。

11点になるとレベルアップして終了となるのですが、最後までしっかり作りこんでありました。

このレベルアップ後がどうなるか、が非常に楽しみです!

ニンジャ③(現地)

3番目に発表してくれたのは、今回が初参加のニンジャでした。

ネコ歩きを完成させた後、キャラクターの色が変えれるんだよー、別のキャラクターも追加できるんだよ~、と教えてあげたら、さっそくネコの色を変えて、ドラゴンを追加してました。

そして完成した作品が「ネコとドラゴン」。

ドラゴンをマウスで操作して、動き回るネコから逃げ回る、というゲームを作りました。

発表の時にドラゴンが表示されなくて一瞬ビックリしましたが、大きさが「2」となっていたので単純に小さくて見えなかっただけでした。

大きさを「40」くらいにして実行して、無事動くことが確認できました。

最初という事もあって、キャラクターが動くたびに「おおっ」と感動してくれてて、その喜びみたいなものをいつまでも忘れずにいてくれたらなーと思います^^

ニンジャ④(オンライン)

ここからはオンラインで参加してくれているニンジャの発表です。

オンライン1人目のニンジャは、毎回参加してくれているニンジャです。これまではScratchコーディングカードを行う事が多かった印象ですが、今回は迷路っぽいゲームを作っていました。

ボールをマウスで操作して、そして迷路の壁に衝突すると「残念」となるゲームです。

こういうゲームの場合、あたり判定をどうやるのかってところに、それぞれの工夫が見えたりするんですが、このニンジャは「壁の色に触れたら」というプログラムにしていました。

コース自体を1つのキャラクター(スプライト)としているので、

「そのキャラクター(壁)に触れたら」

という判定も出来ますが、色であたり判定することで、例えば

「この色は負けだけど、あの色だったら逆に点数が上がる」

みたいな改造や発展ができるのかなと思い、拡張性がこの方が高いのかなと感心しました。

壁の色を変える、あるいはコースの途中に得点アップのポイントを作るとか、色々とその後の改造が楽しみな作品でした。

ニンジャ⑤(オンライン)

第0回から毎回参加してくれているニンジャです。

ただ残念!

zoomの共有機能がうまく使えず、どんな事を行ったか聞くだけになってしまいました。

オンラインの弱点というか壁みたいなものにぶつかってしまいましたね。

どんな事に挑戦していたかというと、「Scratchで始める機械学習」という本を買ったみたいで、これに挑戦していました。

ただちょっと難しかったみたいで、最後まではできなかったみたいで、次に期待!

ニンジャ⑥(オンライン)

最後は大阪から参加してくれたニンジャに発表してもらいました。

今回は「ピンポンゲームカード」を参考に作品づくりを行いました。

バーや壁に当たって跳ね返る、そしてスコアが所定以上になると勝ち、赤い線に触れたらゲームオーバーで停止する、という作品です。

当たり判定や跳ね返るという処理も、Scratchならブロックを並べるだけで作ることができます。テキスト型の言語で跳ね返る処理を作ろうと思ったら、結構大変になるかなと思います。。。

スコアも簡単に付けることができるので、非常にゲーム性が高くなりますね。

ここから、徐々にバーが短くなるとか、ボールのスピードが上がるとか、さらに改良することもできそうですね!

(番外編)メンター発表

稲沢恒例のメンターの作品発表。稲沢正明寺では、メンターも一緒にプログラミングに挑戦しています。

発表してくれたのは、キャラクターを操作して宝石に触れるとどんどん宝石が増えるというプログラム。今回はそこに、拡張機能の翻訳ブロックを使って、入力した言葉を様々な国の言葉に訳してくれるというプログラムを紹介してくれました。

Scratchには他にペンや音声合成機能など様々な拡張機能があるので、ニンジャにもぜひ使ってほしいですね~。

今回発表してくれた作品は、CoderDojo 稲沢正明寺のスタジオでも公開していますので、良かったら覗いてください。

◆CoderDojo 稲沢正明寺 Scratchスタジオ

https://scratch.mit.edu/studios/27005209/

さいごに

記念撮影をして終了!

無事に楽しい時間を過ごせましたが、次に向けての課題も見つかったかなーという回になりました。

Scratch以外のプログラミング言語も紹介したいし、オンラインでの発表方法も改善する必要があるのかなと感じています。

こういったところを次回までにクリアしていこうと思います。

次は9月19日(土)。今回と同じように現地会場とオンラインの両方を使って開催しますので、ぜひご参加ください。

新型コロナ感染症拡大防止対策

今回はコロナ対策として、手指の消毒や換気、あと広い会場を借りて人同士の間隔を確保できるようにしました。

また現地会場にいたチャンピオンはフェイスガードを付けて、ニンジャたちと接するようにしました。(フェイスガード暑かった・・・)