【作品で遊ぼう】CoderDojo 稲沢正明寺#14を開催しました

4月24日(土)に、CoderDojo 稲沢正明寺の第14回目を開催しました。

今回も名古屋文理大学文化フォーラムの現地会場と、Zoomによるオンライン会場を併用したハイブリッド開催としました。

この前日には東京・大阪などに新型コロナ感染拡大による緊急事態が宣言されました。

愛知県でも感染者数は増えており、いつまで現地会場で実施できるかなーと思いながら、今回も感染対策を徹底した上で行いました。

CoderDojo 稲沢正明寺の感染予防対策については、以下をご覧ください。

参加ニンジャ

今回参加してくれたのは、全部で6名のお子様でした。

  • ニンジャ(現地)       4名
  • ニンジャ(オンライン)    2名
  • メンター(チャンピオン含む) 2名

もともと現地で参加予定だった子が、感染症が心配ということでオンラインに直前で変更となりました。

ニンジャ①

今回初めて参加してくれたニンジャです。何回かScratchでプログラミングはやったことがあるみたいで、「Scratchコーディングカード」から作品を選んで作りました。

今回2つのプログラムを組んだんですが、ここでは「キャッチゲームカード」を紹介します。

このプログラムは上から落ちてくるリンゴなどを、かごでキャッチさせて点数をつけるというゲームです。

ゲーム自体は割とすぐに作れてしまうんですが、この作品の良いのはアレンジの幅が広いところです。

こちらのニンジャは、落とすリンゴを3種類用意し、赤:1点、黄色:2点、青:5点、とスコアを変えるようにしました。

というのが、ドージョーでの発表時点。

家に帰って共有してもらった作品を見ると、ヘビが追加になってますね。そしてリンゴも不規則な動きしてます。

きっと、ドージョーが終わってからバージョンアップさせたんだと思いますが、ナゾな動きしてますw

これは次に会う時に、ぜひどんな改造したのか聞いてみたいですね。

あと、初参加ということで少し最初は緊張していましたが、最後の方は自分から手をあげて質問してくれるようになりました。

楽しみながらできるプログラミングは、大人と子供の距離を縮めるのも早いですね^^

ニンジャ②

続いてのニンジャは、メクルンで紹介されている「箱入れゲーム」にチャレンジしました。

上から落ちてくるボールを、同じ色の箱に入れるように操作するというゲーム。レベルは「ふつう」なのですが、結構むずかしかったみたいですね。

箱やボールの色は好きなように決めれるんですが、途中、その色をどうプログラムで使うのか質問を受けました。

そこで、スポイトの機能を教えてあげました。

大人には懐かしいですね、スポイト。理科の実験を思い出します。

好きなところの色をスポイトで吸い取ることができて、それをプログラムで使える、という機能です。

で、これを使ってボールや箱の色を選べるってことを教えてあげました。

ただ、この箱入れゲームはご覧のように横に長くなるので、ここがちょっと難しかったみたいですね。

でも、何とか発表の時間までに動くところまでいけたので良かったです。

いまは3つのボールが同時に落ちてくるので、そこをオリジナル要素とするか、たぶん本来は1つずつ落下させるゲームだと思うのでそれに合わせて直すのか、そこは自由ですね。どちらでも楽しいかなと思います。

ニンジャ③

ずーっと参加してくれてるニンジャです。今回はScratchコーディングカードから「バーチャルペットカード」を作りました。

好きなキャラクターに、餌をあげたり遊んであげたりすることができるプログラムです。

こちらのニンジャは今回ネコをペットにしていましたね。作成中は「にゃあ、にゃあ」という音が会場中に響いてましたw

こだわりポイントは、色使いのようですね。

作ってるときにも、「銀色ってどう作ればいいの?」と質問してくれました。

そして発表の時には、水を入れてる容器の色や、餌を入れてるボールの色をどう変えたか説明してくれたので、きっとそこの色づくりに時間を掛けたんだね。

Scratchだと、キャラクターの色が簡単に変えられるので、自分の頭の中のイメージをすぐに形にできていいですよね。

ネコも最終的には真っ白になりましたが、途中むらさき色の顔だったので、そのままでも個性的で面白いなーって思いました。それも見てみたかったです!

ニンジャ④

2回目参加のニンジャです。「アクションゲームが作りたい」ってことで、オリジナルの作品づくりにチャレンジ。

そしてできた作品が、ゆうしゃを操作してエイリアンと戦わせるという作品。

エイリアンの体力(HP)をゼロにしたら勝ち、ゆうしゃの体力(HP)がゼロになったら負けというゲームです。

コマンドは、”a”キーで攻撃、”k”キーで回復です。某RPGの戦闘シーンのようですね。

途中、「うまくHP(変数)の数字が減らない」という相談を受けて一緒に見てたんですが、マイナスが全角!

”-”(半角) じゃなくて、 ”ー”(全角) と書かれてました。

これだと正しく数字と認識してくれないみたいで、HP(変数)が変わらなかったわけですね。

そこを直したら、攻撃した時に相手のHPが減るようになりました!

実はこのマイナス符号の全角/半角問題、ニンジャ①も遭遇してたので、数字が減らない場合にはそこを疑うと良いですね。

今回はゆうしゃの攻撃と回復の2つの行動のみをプログラミングしましたが、そこから魔法とか入れたり、エイリアンの行動も決めれるようになったりと、まだまだバージョンアップしそうな予感。

どんな風に変わっていくのかと考えると、ワクワクしますね~。

ニンジャ⑤

ココからはオンラインで参加してくれたニンジャです。「シューティングゲームを作りたい」ってことで、オリジナルのゲームに挑戦。

何回も参加してくれてるので、自分で黙々と作品づくり。

途中、敵キャラに見立てたロケットが「うまく動かない」という事で質問をうけました。

途中オンラインメンターさんにサポートを変わってもらったので、結論までは確認できなかったですが、どうやら

  • x座標の変え方
  • 端についた時の判定
  • y座標をランダムに選ぶところ

このあたりの関係がうまく行ってなかったみたいですね。

そこを整理することで、発表の時には問題なく動くようになってました。

慣れてくると、頭の中のイメージを一気にプログラミングできるようになるため、複数のブロックをどんどんと繋げていくんですよね。

ただ、いろいろな要素を組み合わせると、動かない場合に調べるのが大変。

なので、1つずつ動かして試してを繰り返すといいんですよね。少しずつテストしながら組んでいこう、ってことを今後アドバイスした方がいいのかなーって感じました。

ニンジャ⑥

2回目参加のニンジャです。Scratchコーディングカードの中から、「名前を動かそうカード」を選びました。

あまり選ばれることのないカードなんですが、実はScratchの大切な要素が色々と詰まったカードなんですよね。

クリックした文字を色々と動かすんですが、

  • 色を変える
  • 回転させる
  • 音を鳴らす
  • キーで変化させる

など、他のニンジャの作品の中でも使っていた、さまざまなテクニックがすべて詰まってるんですよね。

なので実は経験の少ないニンジャはこのカードを最初にやっておくと、あとの作品づくりですごく参考になるんじゃないかなと思います。

どんな作品作ろうかなと迷ってる子がいたら、おススメしてもいいですよね~。

さてニンジャの話に戻すと、こちらのニンジャは少し照れ屋さんなのか、作品を作っている時はカメラの前に来てくれるんですが、自己紹介の時や発表の時は居なくなります笑

それでも良いんです。何かを強制する場ではないので、話したいときに話して、作りたいときに作って、自由でOK!

プログラミングを楽しんで、そして作品づくりで自分を表現してくれたらそれでいいかなって思います。

これらの作品で遊ぶためには

CoderDojo 稲沢正明寺に参加したお子様の作品は、以下で公開してます。

ぜひ遊んでいただき、感想をお待ちしています。

◆CoderDojo 稲沢正明寺 Scratchスタジオ

https://scratch.mit.edu/studios/27005209/

さいごに

みんなで写真を撮っておしまい。マスクで口元は判らないですが、みんないいお顔してますね^^

今回はScratchを経験したことがある子が集まってたので、質問も技術的な話が多かったですね。

徐々に聞かれる内容も難しくなってきたので、メンター陣もちゃんと勉強していかないといけないなと感じました汗

次回は5月22日(土)です。

愛知県の新型コロナ感染症の状況にもよりますが、現地&オンラインで開催予定です。またみんなに会えることを楽しみにしています。

会場での募金について、今回は600円いただきました。ありがとうございました。会場代などの運営費に充てさせていただきます。