【みんなの作品紹介!】CoderDojo 稲沢正明寺#13を開催しました

3月20日(土)に、CoderDojo 稲沢正明寺の第13回目を開催しました。

会場はいつも通り、名古屋文理大学文化フォーラムの研修室をお借りし、さらにZoomによるオンライン会場も併用して、子供たちとプログラミングを楽しみました。

今回は初参加の方が多く、改めてプログラミングに対する注目の高まりというのを肌で感じました。

なお、愛知県は新型コロナ感染症対策のための厳重警戒宣言下であることから、現地会場では

  • 会場の定員は半分以下
  • 手指の消毒の徹底
  • マスク着用の徹底
  • 換気を常時行う

など、万全の感染症の対策を行った上で開催しました。

参加ニンジャ

今回は現地7名、オンライン6名の計13名のニンジャが参加してくれました。

  • 現地    7名(5家族)
  • オンライン 6名
  • メンター  3名(チャンピオン含む)

現地では4名、オンラインでは2名のニンジャが、初めてドージョーに参加してくれました。

作品紹介

それでは、今回参加してくれた子供たちの作品を紹介していきます。今回は13人中8人のニンジャが発表してくれました。

いくつかの作品はScratchスタジオに登録したので、以下のリンクをクリックしてぜひ色んな作品で遊んでみてください。リミックス(作り変え)なんかも行って、さらに自分のアイディアを加えてみるのも楽しそうですね^^

・Scratchスタジオ
https://scratch.mit.edu/studios/27005209/projects/

ニンジャ①(オンライン)

最初のニンジャは、メクルンで紹介されている「ブロック崩しゲーム」に挑戦しました。

ただ、発表の時にうまくブロックが出ないというトラブル。

このブロックを並べるのに非常に苦戦していて、途中一緒に見ながらアドバイスを送ったりして作れていたんですが、その後の作業が影響しているのかもしれません。

「1つの部分を変えると他のところに影響が出る」ってのは、メンター達の普段の仕事の中では常にあること。

よく言えば、それを早めに体験できたということでしょうか。おそらくどこか一か所を修正すればちゃんと動作すると思うので、諦めずに探求してほしいですね~。

それにしても、途中はきれいにブロックが並んでいたので残念!

ニンジャ②(オンライン)

続いてのニンジャは大阪から参加のニンジャです。今回はScratchのコーディングカードにある「ジャンピングゲームカード」を参考に作品づくりを行いました。

テーマはネコがバスケットボールをジャンプする、というものなのですが、これが非常に難しい!

1つ目のボールはジャンプできるんですが、2つ目のボールは(私は)ほぼ100%当たってしまう。

たぶん、ボールの動くスピード、ネコのジャンプする高さ、ボールの大きさが「絶対にクリアできないバランス」になっているんだと思います(笑)

ただ、ニンジャ自身も「もっとボールを小さくした方が良いのかな~」と言っていたので、どこを変えたらより簡単になるか分かっているようです。

「難しすぎて絶対にクリアできない」というのも楽しいコンセプトだと思いますが、バランスを取りながらよりよい作品を目指してほしいですね。

ニンジャ③(オンライン)

今回初めて参加してくれたニンジャです。

オンライン側のメンターさんにScratchの基本的な使い方をサポートしてもらいながら、発表ではScratchの「追跡ゲームカード」にさらに手を加えた作品を披露してくれました。

作品の内容としては、イヌが星を捕まえると得点がアップする。そして10点入るごとにレベルアップし、ステージが変わるというもの。

と思ったんですが、どうも途中から星に触れると点数がマイナスになるという作品のようです。

私も遊んでいて、気づいた時には点数がマイナスになっているという。

同じ星なんですが、途中からスコアによって別の意味を持たせるという、すごく楽しくドキドキする作品になりました。

ここから、じゃあプラスにする機能を作ってみよう、とかマイナスの時は星の色を変えようとか、色々とアレンジできそうですね。

またぜひ参加していただきたいです!

ニンジャ④(オンライン)

こちらのニンジャも今回初めてくれたニンジャです。

作品としては、先ほどのニンジャ③と同様に「追跡ゲームカード」をベースに作品づくりにチャレンジしてくれました。

内容は、10点入るごとにステージが変わるというもの。と思ってプレイしていた、なんかどんどんとリンゴが見えにくくなってくるなぁと。

そうなんです。ステージが変わるごとに実はリンゴがどんどんと小さくなるという作品だったんです。

40点台のステージだと、下記の画像のようにもうほとんど見えない。メンターさんと2人「おじさんには辛い仕様だ」と、笑いあっていました。

このように、大きさを変えるだけでもゲームとしての面白い要素になりますね。メンターも驚きの作品でした。

ニンジャ⑤(オンライン)

毎回参加してくれるニンジャです。前回までに続いて、「戦車対戦」ゲームに新たな要素をプラスしてくれました。

でも「途中で一度消えちゃって」と言ってたので、発表の時には途中の状態だったのかな。

作品としては、赤と青の戦車で大砲を撃ち合い、そして得点を競うというもの。

前回は、戦車が崩壊していく様子を表現してくれていて、その時点で結構完成度高いなーと思っていたので、今回どんな要素をプラスするのか楽しみでした。

そして今回は、太陽を動かすという機能を追加したみたいです。ただ途中だったこともあり、それによってどうなるのかが見えてなかったのが残念。

味方、敵に加えて、第3の新たな刺客ってことで、次回の作品づくりが非常に楽しみになりました。期待!

ニンジャ⑥(現地)

ここからは、現地会場に参加してくれたニンジャの作品紹介です。

こちらのニンジャは「キャッチゲームカード」を参考に作品を作りました。

内容は、落ちてくる球をキャッチしてスコアアップを狙うというゲームです。黄色が1点、赤が4点、ピンクが8点ということです。

途中、2つ困ってたみたいでアドバイスしました。

1つは、「100点になったのにクリアできない」という相談。これは、「スコア=100」としていたところを、「スコア>100」と修正することで解決。

1点刻みのゲームだったら「=100」でもいいんですが、赤やピンクをキャッチすると100点というラインを飛び越してしまう可能性があるため、いつまでもクリアできない状態になっていました。

もう1つは、「ピンクをとっても点数が入らない」という問題。これは、8点という数字を全角で入力していたためでした。半角じゃないとScratchでは正しく認識してくれないのです。

こちらのニンジャ、毎回この間違いやっちゃうんですよね~。ホゴシャの方とも笑いあっていました^^

ニンジャ⑦(現地)

こちらのニンジャはメクルンにある「レインボーペンをつくろう」にチャレンジしました。

作品の内容は、マウスをクリックするたびにペンの色が変わるというものです。まさに「レインボーペン」ですね。

Scratchの拡張機能であるペンを使っての作品づくりです。徐々に拡張機能も使えるようになってきました!

途中、なかなか線を描くことができずに苦戦していました。ですが、最後は思った通りに動いたみたいで良かったです。

でもなんで描けるようになったかは、本人も「わからなーい」ってことでした。その辺りを探ってみるのも楽しいかもしれませんね。

あとペンじゃなくて、キャラクターに描かせているように見せてるのも工夫の1つですね!

(ちなみに某ゲームのキャラクターだそうです)

ニンジャ⑧(現地)

発表の最後は、ずーっとオンラインでの参加が続いていて、久しぶりに現地に来てくれたニンジャです。本当に久しぶりに会うことができました。

作品の内容ですが、拡張機能を使って音楽を流してくれました。

「かえるのがっしょう」です。

見ていただいたら分かるかと思いますが、かなり長いプログラムを短時間でくみ上げてくれました。結構大変だったと思います。

この音を鳴らす機能も非常に充実していて、ただ音を鳴らすだけでなく音色を変えたりもできるんですよね。ドラムを鳴らしたりもできるんです。

作曲っぽいこともできると思うので、色々な曲作りにチャレンジしてほしいですね~。

では、実際の曲は下記の動画でお楽しみください!

さいごに

今回は初参加の人が多くて、少しバタバタとしました。

完成させることにそこまで拘ってはいないですが、でも何か1つ作品を作り上げれるようなサポートはしてあげたいなとは思ってます。

その辺りは、運営面も少しずつブラッシュアップしていければいいのかなと思います。

次回は4月24日。子供たちの学年が変わりますね!

またお会いできることを楽しみにしています。

【お礼】今回は現地会場で1,000円の募金を頂きました。会場費等に充てさせていただきます。