【みんなの作品紹介】CoderDojo 稲沢正明寺 #109 現地会場

2026年8月16日(日)に、CoderDojo 稲沢正明寺の第109回目を名古屋文理大学文化フォーラムにて開催しました。今回は5名のニンジャ(子どもたち)と1名のメンター(サポートする大人)が参加し、静かな熱気に包まれた時間となりました。

参加ニンジャ

  • ニンジャ(現地): 5名
  • メンター(現地): 1名

活動内容

今回は「Scratch」「教育版マインクラフト」の2つの環境でプログラミングを楽しみました。参加してくれたのは経験者ばかりということもあって、席に着いた瞬間からそれぞれが自分の作品に向かっていく。そんな集中力の高い回だったと思います。

Scratchでの作品

2名のニンジャがScratchに取り組みました。どちらも以前から作り続けている作品の続きに挑戦していましたね。

1人目のニンジャは、最近ずっと作り続けているプラットフォーマー系のゲームを制作。

今回のテーマは「ステージそのものを自分で作れるゲーム」でした。

ブロックや足場を好きな場所に置いて、自分だけのコースを組み立てられるという仕組みです。

つまり「ゲームが作れるゲーム」ですね。

遊ぶ人に自由度を委ねるという発想は、作り手として一歩進んだ視点だと思います。

同じジャンルを作り続けているからこそ生まれたアイデアなのでしょう。

もう1人のニンジャは、銀河鉄道シミュレータを制作。

なんと3回連続で継続している作品です。

火星に向かって「あと何キロ」と距離が表示され、レバーや石炭の投入量で速度を調整しながら進んでいきます。

火星が近づいてきたら少しずつ減速して、ゴールを目指すという本格的な仕組みですね。

今回追加したのは、ゴールをオーバーランしてしまったときに自動で駅まで戻る機能。失敗をゲームオーバーにせず、「調整して戻す」という発想で解決したところが素晴らしいと思います。実際の鉄道の考え方にも通じるものがあるのではないでしょうか。

教育版マインクラフトでの作品

3名のニンジャが教育版マインクラフトに取り組みました。それぞれまったく方向性の違う作品で、見ていて飽きない時間でしたね。

1人目のニンジャは、地形を活かした町づくりに挑戦。

教育版マインクラフトでは何もない平らな草ブロックのエリアから始めることが多いのですが、このニンジャはワールドの地形をそのまま活かして、山や池を取り込みながら町を作り上げていました。

山の上にはツリーハウスのような住居を建て、その下にはゴーレムや村人が暮らす町を配置。

地形に逆らわず、あるものを活かして建てるという考え方は、実は現実の建築にも通じるものだと思います。

2人目のニンジャは、アスレチックを制作。

高い場所からの落下や、不安定な足場を飛び移るなど、上下左右に大きく動き回るコースです。

特に後半のマグマエリアがなかなかの難所で、マグマの上をボートで跳ねながら進んでいくという仕掛け。

着地と同時にボートを出して乗るという動作がとても難しく、実は本人もまだクリアできていないのだとか。

自分でもクリアできない難易度の作品を作ってみる、というのも一つの楽しみ方だと考えています。

3人目のニンジャは、ジェットコースターを制作。かなり高いところまで登っていき、そこから一気に落下します。

地面に落ちるとそこにはTNTが仕掛けてあって、落下の衝撃で発火。

爆発でプレイヤーが地上からはるか高くまで打ち上げられ、そして着地するという流れです。

一見めちゃくちゃに見えるのですが、落下地点にちょうどTNTが来るように計算されているんですね。

さらにスタートと同時に花火が上がるようレッドストーン回路も組み込まれていて、夏にぴったりの演出になっていました。

活動の様子

今回は少人数、そして経験者ばかりという回でした。みんな黙々と自分の作品に向き合っていて、会場には静かな集中の空気が流れていましたね。

特にScratchでは、継続して同じ作品を作り込んでいるニンジャが多いのが印象的でした。回を重ねるごとにクオリティが上がり、作品の幅も広がっていく。一度で完成させるのではなく、少しずつ育てていくというスタイルが、しっかり形になってきているのだと思います。

なお、教育版マインクラフトについては、試用版ライセンスの使用回数が1回までとなったため、今後の運用をどうするか考えていく必要がありそうです。教育版にこだわらず、買い切りの統合版を導入することも選択肢の一つとして検討したいと考えています。子どもたちが安心して作品づくりを続けられる環境を、これからも整えていきたいですね。

さいごに

少人数だからこそ、一人ひとりの作品にじっくり向き合える。そんな充実した回になったと思います。

継続して作り込む力、自由度を人に委ねる発想、地形や物理を計算に取り込む視点。どれも子どもたち自身が見つけてきたものですね。

次回も、子どもたちが楽しみながらプログラミングの可能性を広げられる場を提供していきたいと思います。

現地会場にて1,600円の募金をいただきました。今後の活動費として大切に活用させていただきます。ご支援、誠にありがとうございました。